ひとり東北見聞録 Day4-FINAL(最終回)

※シリーズものです。はじめから読みたい方はDay1からご覧ください。

 

山形に到着し、福島から乗り続けてきた719系ともここでお別れ。VVVFじゃない古臭い威勢のいい駆動音とやたらキーの高いドアチャイムが印象的でした...

 

時間があったので駅前をぶらり。新幹線が乗り入れているだけあってかなり発展しているように感じました。新函館もこれくらい発展してほしかったんだがなぁー、どこで差がついちゃったんだろね(隣の函館は景観の都合上高層ビルが建てられないんだとか)

S-PALって?

東北エリアの主要駅ではS-PALなる文字をよく見かけました。何かのブランドなのでしょうが、一体どんなものなのか気になったのでこちらも少し見ていくことに。

帯広のエスタみたい

S-PALとは一体何なのか、それは仙台に拠点を構える南東北駅ナカ商業施設だったのです。こっちで言うとこのエスタにあたる存在でしょう。

かなり階数があるそうなので、最上階まで行ってみることに

最上階からの眺め

最上階の窓から。場所はさっきの看板の少し上の窓と思われ。

山形駅前(と山が少し)を見渡せます。てっきり新幹線ホームがあると思っていた場所が、実は商業施設の一部だったと知り少しびっくり。でも見掛け倒しではない辺りがかなり好感

時間も時間なので再び入場すると、ここにきて初めて山形線701系に遭遇。

719系ほど標準軌車特有のデブっぽさは感じませんでした。元が元だからな

山形線701系山形新幹線新庄延伸に伴って導入された車両で、米沢~新庄間で運転されています。どういうわけか板谷峠の峠越え列車には入らないのが不思議

快速仙台行

山形からは3日ぶりとなるE721に乗車。何から何まで都会的な電車で次の目的地 仙台を目指します。

行きは雨で景色が見られなかったので、帰りに晴れてよかったです。こちらの峠越えもかなり見ごたえがある風景をしていました。VVVFサウンド、東日本らしい車内放送とともに流れる景色のギャップが最高。北海道の電車は特急街道の直線しか走らないので、都会の電車が山奥を走るだけで楽しいんですよ

新幹線、東北本線と合流

周りの景色が高層ビルに変わり、新幹線の高架や本線と合流すると、いよいよ旅の終わりが見えてきました。

仙台駅

仙台に到着。やはりオレンジ色の駅舎が落ち着きます。

あ? 走るなすび???

14番線に到着の列車は回送列車です、という明らかになんかありそうなアナウンスが聞こえてきたので振り返ると、噂の新型新幹線E8系の姿が。この頃はまさに試運転中で、あちらこちらで見ることができたそうです。あいにく私は撮る気があまり起きなかったのでテキトーに撮っておしまい。いやー撮りに戻ればよかったかな

仙台でも駅前をブラブラ。大変いい雰囲気でした

アリオにも行きたかったのですがあまりにも遠くてあきらめ

地下鉄らしいよ

ここにもS-PAL

せっかく仙台に来たので磁石で動く地下鉄を見に行こうと思ったのですが、時計を見てビックリ。もうすでにかなりカツいことに気づきます。お土産も昼食もまだ買ってないので、こちらも泣く泣く断念...。新型車が来る前に見ておきたかったのですが....

仙台のおみやげ

東北に、宮城に来た以上これを買わずして帰ることはできません。宮城名物ずんだ餅

力餅と合わせておうちに帰ってからたっぷり楽しむことに

仙台の701系

圧倒的車幅差

昼食とお土産の購入を済ませたところで入場。もう時間があまりありませんが、性懲りもなく電車の撮影を続けます。701系はあまり興味がありませんが、E721系と連結していたのがおもしろかったので記録。この異種形式連結できたんですね

最後の走者 SAT721

仙台からは仙台空港鉄道SAT721系に乗車。どう見てもE721系 これが今回最後に乗る本州の電車になります。かなり余裕を持たせていたはずでしたが、帰りのヒコーキは16時発なのでちょっとの遅れも許されない状況に(どこで時間配分間違ったんだろう)

なにも起こらないことを祈るしかありません。

後藤慶太国際空港

さすが快速列車というだけあっていろんな駅をすっ飛ばしていきます。仙山線もこれくらい早かったらいいのにと思いつつも、いよいよゴールである後藤慶太仙台空港に到着です。

チェックインの締切がすぐそこまで迫っているので駆け足でカウンターまで向かいます。快速列車だから間に合ったものの、本当に危なかったです。日本だから30分前ダッシュが通用しますが、海外で、ましてLCCを使うときに同じ手は通用しません。今回使うピーチが和製LCCであることに感謝。

端から端まで走らされる

なっがい保安検査の列で足止めされながらも、無事に保安検査を通過。LCC特有の隅っこゲートまで急ぎますが、パネルには何も出ていません。まさか、嘘だろ...!? 嘘だと言ってくれよ!!!

ここにきて間に合わなかったとか最悪ですよ!? 

果たして私ゆくりのは仙台から帰ることができるのでしょうか!????


も な く 案 内 開 始

小さいながらも迫真の案内表示に安堵のため息が出ます。マジ、寿命縮みましたよ

なにはともあれ間に合ったのでよかったです。

4日間のワクワクをありがとう

そんなこんなで搭乗開始。北海道に帰還します

帰ってきて最初に見る いつもの光景

そうしてヒコーキは無事新千歳に到着。4日間の大遠征が終了した瞬間でした。

感動をありがとう!

ちなみにこの後乗ってた列車が西の里でシカを轢いて最後の最後に災難に見舞われることになったのですが、それはまた別のお話。

 

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☆あとがきとか☆

 

ゆくりのDのひとり東北見聞録をご覧いただき、またたくさんの星を付けてくださった読者の皆様、ありがとうございました。

私10何年生きてきて今回が初めての南東北旅行となったのですが、行ってみた感想としては  同じ雪国でも北海道とはかなり違って見えたという結論に至りました。仙台に降りてから最寄りの駅まで歩いてすぐに瓦屋根の日本家屋が出てきたり、紅葉と雪が同居していたり、なんていうかニッポンの風景を見せつけられているようで大変楽しかったです。鉄道面でも、新幹線が乗り入れている駅や街の規模、単線で山の中にある路線を電車で行ったり、北海道ではなかなかできない体験ができたのが印象的でした。

今回の本命 空転対策による増結

さて、今回の遠征のテーマはズバリ「211系っぽい電車の記録」「秋限定の増結の記録」だったのですが、覚えていてくれたでしょうか?

この旅行自体が719系、ひいては板谷増結のために企画され、1年近い時間をかけて計画したもので、この度ようやく実現という形に至りました。しかしここで問題が発生しました。空転対策の増結は今まで”必ず”11月の頭から行われることになっていたのですが、2022年をもって廃止されたことが明かされました。そんな!ここまでやっておいてそれはないだろと思った矢先、案の定空転による遅延が発生し、見事増結が復活し撮影することができました。(まぁなかったら私がレールに落ち葉を括りつけましたが)

行く時期も入念に検討し、11月最初の連休か、3週目の連休かというところで迷いましたが、確実に仕留めるため後者を選択。それが今回の結果につながったのです。

 

そして前にも述べたように、719系はすでに部品のストックが底をついており、基本番台から部品をもぎ取って生きながらえているゾンビのような状態になっています。そして板谷峠そのものも、地下トンネルという存在によって激変しつつあります。そんな中、時代に合わせて姿を変えてきた山形線の日常を、変わらない板谷峠の一面をこの目で、この体で触れることができたことを光栄に思います。そしていつの日か、必ずまた再戦することをここに誓います。

 

最後になりますが、私の拙い独り言を最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、またいつか~~~

 

ひとり東北見聞録 Day4-1

※シリーズものです。最初から見たい方はDay1からご覧ください。

 

 

 

長かった(?)東北の旅もいよいよ終わりの時を迎え、札幌に帰る時間も近づきつつあります。ですがまだやり残したことが1つ。バリ順の427Mをまだ撮っていないのです

返しの422Mも撮影できていませんが、撮影条件や優先順位を鑑み427Mを優先。そのために庭坂にベースを置いたのですから、この好条件を逃すわけにはいきません。

前日とは打って変わって雲一つないいい天気

早朝6時、眠い体にむちを打ち起き上がり空を見るとなんと快晴。予報通りとはいえここまで最高なことはありません。これでするべき心配はつばさとの被りの心配だけです

今回お世話になった民宿 叶屋

2日間お世話になった叶屋さまを出発し、再び有名撮影地まで歩いて行きます。叶屋さま、短い間でしたが、ありがとうございました。

道中で前日は見ることができなかった安達太良山の絶景を見ることができました。晩秋という言葉の意味をようやく理解できました。(北海道はこの時期すでに紅葉が散って雪が降っているので...)

東北の有名撮影地(晴)

前回は下見で終わった東北の有名撮影地に到着。7キロ近い荷物を持った状態での移動だったのでひじょーにしんどかったのを覚えています。ここで427Mをぶっつけで迎え撃ちます。

427M

最終日にして最高のロケーションで撮影できました。唯一の不安要素だったつばさ被りもなく割と満足のいくカットに。ちなみにここ庭坂では昔俯瞰もできたそうな。今も行けるかはわかりませんが、行けるなら行きたいですね。

庭坂駅に向かう途中で変わった建物を見ました。コンビニでしょうか?

北海道にない店なので詳細は分かりませんが、その系統の店なのでしょうかね

近くに踏切があり時間もちょうどよかったので1枚撮ることに

踏切を走る新幹線

影落ちこそしましたが新幹線が踏切を走るところは撮れました。

ところでこれは豆知識なんですが、山形新幹線という新幹線は存在しません。

鉄道に関する法律の一つ、全国新幹線鉄道整備法は「主な区間を時速200キロで走れる列車が走る幹線鉄道(意訳)」を新幹線と定義しているので、最高速度が130キロに抑えられている山形新幹線狭義では新幹線じゃないというわけです。なお、同様のことは秋田新幹線にも言えます。

2日とちょっとの間お世話になった庭坂駅とも今日でお別れです。次はいつ来れるかな

仙台までこれで行けたらいいのに

仙台までは来たルートを戻っていきます。米沢、山形、仙台と乗り継ぎ、最終的に仙台空港から新千歳に帰る流れです

東北の有名撮影地(付近)


さっきまでいた東北の有名撮影地を通過し、板谷峠へと突入します。

秋らしい彩

昨日の雪がまだ残る

前日とは打って変わって秋らしい景色が広がっていた、かと思えば反対側には雪景色が。秋と冬が同居する珍しい一面を見られました。

板谷駅に入る頃にはすっかり雪景色に。422Mをここで迎え撃ちたかった...

列車はいよいよ峠駅に差し掛かります。

峠駅

峠駅では有名なお餅を売っているので、せっかくだからと1つ買うことに。わずかな停車時間で買うので秒単位の勝負となります。

やったぜ。停車時間1分未満で峠駅のお餅をGETだ!

峠の力餅

車窓と一緒に。

峠駅名物力餅です。1つ8個入りで1000円

お昼に食べるか、お土産にするか、どうするか迷います

 

本州の鉄道は両開き扉の電車が山の中を走るので、通勤列車で観光をしてる気分がしておもしろいです。北海道の電車はみんな片開き扉で平地ばっかり走るので、こんな体験はそうそうできないのです

峠を下れば秋の風景に逆戻り。こんな調子なので山越え列車は飽きることなく楽しめます。

米沢駅

最初の目的地米沢に到着。山形まで直で行ける列車があったら便利なんですがね。

せっかくなので外からも。

少し撮ってて思いましたが、米沢駅は他の駅舎がご立派な駅と比べて見掛け倒し感がないように見えました。実用的というか、中身もあるというか。

やはり新幹線が止まる駅はレベルが違いますね、北海道も見習ってほしいです。

銀色のつばさ。やはりつばさはこのロゴあってこそ

テキトーにぷらぷら写真を撮っていたら銀色の新幹線が滑り込んできました。そう、復刻塗装のつばさです。ここで来るかぁ~~~~~~。

どうにも条件が悪すぎるのでロゴだけ撮ってバイバイ。やはりつばさは銀と緑の塗装が一番似合うように思えます。なぜ急に塗装を変えたりなんてしたんでしょうかね? 県知事のオバハンが列車の愛称を変えるついでに塗装も変えるという計画があったそうですが、私の知るところではありません。

719がいっぱい。乗ってる電車も719の4連

そんなこんなで山形行きの列車に乗車。ここまで701系を一切見ませんが、701は米沢まで来ないのでしょうか。落ち葉掃きでは峠を越えて福島までやってきてたのに

山形線の米沢ー山形間は板谷峠とはまた違った景色を見せ、撮影欲をより一層かきたてます。本当はこのエリアでも撮影したかったのですが、どうしてもギリギリになってしまうので断念。夏は緑が美しい所なので、次は初夏辺りに撮影に行きたいですね。

田んぼから生えてる有名なビル

しばらく走っていると車窓になにやら飛びぬけて高い建築物が見えてきました。

ツイッターなどで時折話題になるアレ、田んぼにぽつんと生えてる高層ビルです。ここにあったんですね。なおこのビルは県内で一番高い建物らしいです

山形駅

しばらくして山形駅に到着。最終日は新庄にもいく予定でしたが、次の列車との兼ね合いが悪く断念。4日も用意しておきながら、全く時間が足りません。

山形から仙台に戻る列車はしばらく先なので、それまで山形の駅ナカや駅前の町をブラブラします。

それでは今回はこの辺で。また今度~~

ひとり東北見聞録 Day3-2

 

※シリーズものです。最初から見たい方はDay1からご覧ください。

 

朝の9時ごろから441Mを撮るまで4時間(厳密には2時間+2時間)板谷で耐久し、身も心もキンッキンに冷え切った私はふと温泉に入りたい気分に。とにもかくにもここにいてはどうにもできないので、一度福島に行き予定を考えることに

吹雪の板谷峠から離脱

秋と冬が混ざりあう

庭坂大カーブ

峠を下ると一気に季節が逆戻り。朝にはあった雪もとけてなくなっています
ちなみに積雪を見たのは(2023年では)初でした。まさか本州で初冠雪を見るとは

福島駅

福島駅に到着。前後にいる列車はどちらも回送車のため、峠越えにはかなりのロスタイムが生じます。

新旧東北エリアの象徴

福島駅には当然ながら普通の在来線車両も乗り入れており、山形線の線路に誤進入しないよう上手いこと配線されています。かつては普通の在来線でも719系を見ることができましたが、E721系に取って代わられた模様。山形線の車両も新製から30年以上が経過し置換の話がしばしば出てきますが、E721系は設計上の都合で標準軌仕様の車両が出せないそうな。水面下では板谷峠にトンネルを掘る構想もあるため、今後もだましだまし使い続けるのかもしれません。(なお、当の719系は部品のストックが底をついており、廃車になった基本番台から部品をむしり取って生きながらえているらしい)

新型新幹線の告知。どう見てもなすび

長い通路を抜けると、巷で話題の新型新幹線E8系に関する告知が。なすびみたいなツラだなぁとか、おそらく次東北に行く頃には全部この車両になってるんだろうなぁとか思いながら眺めました。

東北のジョイフルトレイン「フルーティア」。これも719系

反対側には東北エリアのジョイフルトレイン”フルーティア”のラストランに関する告知が。実はこの車両、狭軌を走る最後の719系だったりします。まだ719が在来線にゴロゴロいた時代に磐越エリアや東北エリアで一般車と連結して運転したりしていましたが、やはり老朽化で引退。12月で引退し、1月に解体されてしまったそう。まぁ、あいにく私は興味がありませんでしたので行きませんでしたが。

福島駅前。ヨーカドーは近く撤退する

福島駅

軽くですが駅前から撮った写真も。初めて来た場所なのに初めてな気がしませんでした。子供の頃DVDで見た景色がそのまま目の前に広がっていました。

ちなみに駅前のヨーカドーは東北、北海道エリアの他の店とともに撤退することが決まったそうです。無理やりでもいけばよかったか

ここにきて幹課金

さて、先ほど在来線で峠越えをするには時間がかかると言いましたが、実は有効な一手があります。新幹線です。圧倒的に本数があるので安心感が桁違い。福島に戻ったのは新幹線に乗るためだったんですね。

福島駅に来たからにはつばさとやまびこの解結も見ておきたいと思ったのですが、解結するタイミングはつばさが発車する時。解結見ようと思ったら置いてかれた~という鉄オタの定番ネタになってしまいます。そうはいかんざき

つばさ139号

ミニ新幹線特有の補助ステップ

というわけで乗車。E3系に乗るのは今回が初めてではなく、10年以上前に一度大宮→東京(確か)で乗ったことがあるらしいです。よー覚えてへんがな

東北新幹線から枝分かれする山形新幹線

下に見えるのが山形線

いよいよ列車は福島駅を出発。山形新幹線はもちろん、新幹線で在来線区間を走るのも初めてです。東北新幹線とはここで分かれ、在来線区間山形線に降りるわけですが、なんとこの連絡線路が単線ということを知り一人ぶったまげ。上りも下りもこれ一本でなんとかしているそうです、はえーすっごい。

さすがにヤバいと感じたのか連絡線をもう一本作る工事を現在進めています。さっきの写真に写っていたクレーン車とかがその工事現場ですね

まだ寒そうな板谷峠

区間に入ると一気に季節が進み雪国らしい景色が。木に付いた雪は解けかかっていますがかなり寒そうです

山場を越え下りに差し掛かる

福島~米沢間には7つの駅がありますが、つばさ号は米沢まで止まらないのでシンプルに在来線より速かったりします。わざわざ在来線を待つより新幹線に乗った方が早いので、在来線の時刻表があの有様なのでしょうね。

ちなみに、新幹線と言えど空転するときはするので、それなりに遅延する可能性があるということは頭の片隅に入れておいた方がいいかもです。また、在来線の空転が新幹線の遅れを引き起こすこともあるので、秋~冬の山形線は大体遅れると考えて行動すると心理的にもかなり楽になります。

米沢駅。ホームの高さや幅が新幹線のソレとかなり違う

米沢駅に到着。普通列車の約半分の時間といったところ。

往年の特急つばさ号とどちらが速いかな

米沢からは再び719系に乗車。温泉がある駅を目指します。

米沢駅の駅弁

当初の計画では峠駅で餅を買い、それを昼に食べようという予定を立てていましたがそんな時間があるわけなく、ほとほと小腹が空いてきた。そこにちょうど、たまたま、ぐーーーぜん駅弁屋があったら当然買いますよね、駅弁。

”あの”有名な米沢牛を使った駅弁というだけあって結構な値段しました。かにめしくらいだったかな?

おいしそう

米沢を出たら2つ先で降りるのでさっさと食べてしまいます。

完全に飯テロですが、クロスシート車だからこそできること。701じゃなくてよかった

高畠駅

高畠駅に到着。隣にある駅”赤湯” と勘違いしましたが、こっちが駅ナカに温泉がある駅。

この時赤湯駅にて線路発火現象(???)が発生したため、上下ともに抑止。高畠でプチ撮影会ができました

抑止が解除されると、今度は詰まっていた反対側からも列車がやってきます。

駅舎の存在感

こっちの電車もなぜかそれなりの時間停車していました。なぜだったかは忘れてしまいました。つばさ待避だったかな? 

列車が行ってから撮影。ホームの設備に対して駅舎がデカすぎます!ラブホかよ

女満別駅とかもそうでしたが、なぜこんなクソデカ駅舎にしたがるのでしょうね

高畠駅の名物 駅ナカ温泉

ひとしきり撮影が終わったらいよいよ温泉に入浴。大きな浴槽一つと水風呂がある王道の銭湯といった感じ。

ほどよい温かさで冷え切った体が芯からポカポカに。いい湯でした。

明日は撮影しつつ帰路につきます。帰れるかな~? 

ひとり東北見聞録 Day3-1

※シリーズものです。最初から見たい方はDay1からご覧ください

 

板谷峠の名物はご存じでしょうか。

古くから数多の列車がこの”名物”に苦しめられてきました。そしてそれは今なお完全には解決できていません。では、その名物とは一体何なのでしょうか

空転による増結のお知らせ

板谷峠の名物、それは空転です。毎年秋、紅葉が見ごろを迎えるころにどういうわけか空転が多発するのです。つい数年前に発生原因が解明できたにもかかわらず、いまだに解決しないそう。

そしてその空転を防ぐために列車を増結するシーズンがあります。そう、晩秋の時期です。 板谷峠で4両編成の719系を見られる唯一のシーズンが11月なのです。

今回はこの空転対策をメインに進めていきます

 

雪がうっすらと。 この日の福島/山形は雪予報

空転対策がされている列車は福島始発の第一便。そのためなんとしても庭坂ベースで動く必要があったのです。朝6時頃に宿を出発し、4キロ先の撮影地まで歩いて行きます。

前日の雨が雪に変わったのか、目の前では白い粒がちらほら。山もうっすら白く染まっています。

東北の有名撮影地

今回の旅は3泊4日の割と長旅。2日を移動、2日を撮影に使うためです。撮影に2日欲しかったのは 万が一どちらかの日にポシャってもリカバリーできるようにするため。そして今日は太陽が出てこない日、自分の機材ではこういう時勝算がほぼないので実質下見デーとなりました。

427M 米沢行き

まぁ案の定、といったところでしょうか。ちなみにこの直後つばさが反対側から来たので暴れん坊将軍のぶっ飛ばされるアレになりました。

落ち込んでばかりもいられないので急いで庭坂へ。次の列車で板谷に行くと2分差で返しの福島行きを見ることができます。前日に買っておいたフリーパスが今日から使えるのでドシドシ使っていきます

431M

後続の列車はなぜか2連。始発だけ4連なのは霜取りとかそういう要因なのでしょうか

峠の中までくるともう辺り一面雪景色。

板谷駅

板谷駅に到着。ホントに紙一重なので急いで反対側のホームに移ります

急いては事を仕損じるとは言いますが、まさにそのまんまの言葉を送りたいです。

尻は切れるわ上はカツいわ...、そしてこれは後で知ったことですが、板谷のエキセンはそもそもマークしていた撮影地と違う場所でした。バカだねー(笑)

仕方ないので4連とわかる写真だけ。なお、この列車4両と言いつつ後ろの2両は締切扱いの回送車なんだそう。乗せてくれればいいのに

スイッチバック跡 現在は保線基地

さて、前にも言った通り、板谷峠はその難関っぷりからスイッチバック設備を設けて峠越えをしていたのは有名な話ですね。現在は廃止され、その名残があった場所を歩いて行くことができます。というかそこを通らないと駅から出られません。

おそらくここに常駐しているマルタイ

板谷駅や峠駅をはじめとした板谷峠の駅には決まってシェルターのようなものが設置されています。説明するまでもありませんが、雪から人や車両を守るための設備ですね。こちらも現在はマルタイなどの保線車両を置いておくための車庫として活躍しています

そしてこの設備、意外にも風が入ってこないのでかなり助かります

シェルターを抜けた先には保線車と出入り口の坂道が。

坂を上がると小さな町に出るのでそこを右に曲がり、道なりに進みます。

もう完全に冬の景色です。私今夏用のスニーカーなんですが…

ビッチャビチャ

気温がマイナスまでいってないのか、水たまりができています。どう行ったものかな

わずかな雪原を歩きビショビショに濡らしていきます

右に見えるは板谷駅

靴がすっかりビショビショになったところで駅の横まで出ました。

さらに進んだところに見えてきました。子供の頃誰もが一度は見たであろうS字カーブ。VHSでもビデオでも雑誌でも出てくる超!有名撮影地ですね。

板谷のS字

ロケーション的にも悪くない感じ。雪の中を走るつばさ号を撮影

この板谷峠は新幹線ばかり来るので銀つばでもくればいいのになと思いつつ、さっきの4連がもう一度やってくる13時まで4時間ほど耐久することに。ちなみにこの間普通列車1本も来ません。(マジで)

板谷駅の時刻表。相変わらず悲惨

板谷峠の時刻表はご覧の有様なのでマジで13時までここを動くことができません。唯一幸いなのは撮りたい電車より後に乗りたい電車が来ることでしょうか。それもかなり余裕があります

 

さて、人間4時間も寒い場所に野ざらしでいると当然凍えてしまいます。ここにはS字カーブ以外にもう一つ撮影場所があるそうなので、そこまで行ってみることに

とりあえず道づくりから。雪は踏み固めると歩きやすくなるのでこれを応用して歩きやすくしつつ体を温めていきます。

夏靴で雪を固める変人

踏み固めるのは当然夏靴をはいた足。当然防水処理はしていないので溶けた雪でびしょびしょになりますが、往路ですでに濡れているので没問題ラ

ここまで全部足の力

とりあえず数時間かけて舗装完了。雪の下に階段があったのかかなり楽でした。

ここからあと3時間、吹雪の中新幹線を撮りながら本命を待ち続けます

つばさ129号

つばさ80(?)号

つばさ135号

つばさ82号

結局銀つばはどっちにも現れず、ド本命の719系4連に全集中することに。
指の筋肉は硬直し、体は寒さから武者震いを起こしていました。レンズをズームすることもままならないほどの状態に危機感を抱きながらも、無理やり指を動かし撮影に挑みます。

441M 米沢行き

吹雪こそしたものの雪の粒がそこまで大きくなく大成功。11月に早くも雪景色の719系を撮影でき感激です。

固めた道が水に溶けかかってる!?

 

本命を撮ったら今度は福島行きに乗るため急いで撤退。道中の水たまりや道舗装で体中がキンッキンに冷え切っています。

434M 福島行き

戻りの電車がやってきたところで今回はここまで。

ここから福島に行き、次の行程を考えます

ひとり東北見聞録 Day2-2

※シリーズものです。最初から読みたい方はDay1からご覧ください

 

昼飯も済ませたところで旅の本命である山形へ向かいます。

今回乗る路線 仙山線にはご立派にも快速列車が走っており、単線の峠区間を相当な速度で走ってくれるそうです。

12:52発 快速山形行

今回乗る電車はE721系。なんとなく北に縁のありそうな数字ですが何ら関連性はありません。

ホントに関係ない?

今回乗る電車は”たまたま”E721-1009編成でした。なんか見たことあるような...

でも無関係です。

でっぱつ

撮ってた動画より切り抜き。いよいよ仙台を出発です。

出だしこそ晴れ間の見える空模様でしたが、街を抜けるとだんだん怪しい色の雲が。

この時期は晩秋だったので、紅葉なども割といい感じでした。

作並にて

作並に到着。快速列車といえど、実際には宮城県内が各駅停車、作並から先が通過駅ありという区間快速みたいな運行方式を取っています。単線だからというのが大きそうです。

4分ほど停車していたのでその間に天候確認も兼ねて降車。やはりというか、案の定雨が降っていました。宮城と山形の間には山があるので、雨雲をこのあたりの山が受け止めていたのでしょう。

山形

仙台から1時間ほど揺られて山形に到着。宮城に続いてこちらも初訪問です。

子供の頃DVDでよく見た山形駅。本当に子供の頃見たまんまの景色が広がっていました。

町の規模的に函館辺りと近いはずですが、駅前の規模が段違いです。新幹線が直接来るというのはこういうことなんだと思い知らされましたね。

山形でも時間があったので買い物がてら付近を散歩してみたり

連絡通路にあった図書館(?)

山形からは奥羽本線(山形線)に乗り換え、宿がある庭坂まで向かいます。

料金を見てぶったまげました。県境またぐからそりゃそうか...。フリーパスはまだ使えないので大きな痛手です

新幹線が当たり前のように乗り入れる駅。半ば特急の代わりとも思えるミニ新幹線は、東北と東京をグッと近づけ、気軽に行ける場所にさせたと言えます。

米沢行きの電車(719系)

山形からは719系電車が旅のお供となります。719系は今回の旅に大きくかかわってくるキーともいえる存在です。

全国にいる211系フェイスの電車で最も北にいるのが719系で、現在は山形線に24両のみ生き残っています。 今回はこの電車をたっぷり味わうために東北に来たと言っても過言ではありません。

卍トプナンの呪い卍

平成3年(1991年)製。ちなみに山形新幹線は平成4年に開業


乗車電はY-12+Y-1の編成。山形線719系山形新幹線開通と同時に導入された車両で、新幹線のレール幅(1435㎜)に合わせて台車を新調したため5000番台という振り分けがされています。山形新幹線は今度の改正から3回目の世代交代が始まりますが、普通列車は今なお開業時の車両を使っています。そのため、ある意味では生き証人ともいえるでしょう。

運転台。今では珍しくなったツーハンドル

719系の車内。なんと集団見合い式

雨降る山形駅を出発、VVVFじゃない特徴的な駆動音を唸らせ一路米沢へ向かいます。

山形を出てすぐに大きな車両基地が飛び込んできました。これは山形新幹線車両センター。山形新幹線山形線の車両が所属する基地で、在来線の車両なら全般検査が実施できるほどの設備もある、らしいです。(ただし台車やパンタは郡山送り)

蔵王駅。家の屋根を見ると北海道でもよく見る傾斜のついた屋根をしています。冬の山形はよほど雪が降るのでしょう。

蔵王を抜けると両方から紅葉で色づいた山が見えます。

撮影した時期は11月の後半ということもあってか今にも雪で白く染まりそうです。

高畠。有名な駅ナカ温泉がある

「ゆ」のインパクトに思わず撮影。駅の中に温泉があるらしいです

 

1時間するかしないかというところで米沢に到着。

山形線はこの駅を基点に列車の両数や本数が変わっており、福島方面へ走る列車は一気に短く、少なくなります。私は福島方面に南下するので、もう一度乗り換えすることに

17:44発 福島行き

米沢からも719系に乗ります。

この先には板谷峠という難所があり、その過酷な環境からかつてはスイッチバックで乗り越えたそうですが、今は2両編成の普通列車でかるがる~だそう。鉄道技術の進歩はとどまるところを知りません。

米沢では1時間以上ヒマするのでいろいろ撮影

折り返しの山形行き 米沢で分割するらしい

つばさ どっち行きだったかは忘れた

反対側から

17時半、米沢を出発。外はもうすっかり真っ暗

暗くて何も見えないわ


30分ほど揺られて峠に到着。なぜか”峠”が固有名詞で使われている駅です

運賃表。なんか不自然な空白が

峠駅はこの旅行で立ち寄ることがほぼないと確信した場所なので無理やり訪問。

とりあえずで降りてしまったので次の列車が何時か確認するとなんと1時間後。それもそうですが日中の本数が悲惨です

自分以外には一人しか降りていませんでした。その一人もどこかに消えてしまったので、なにか不味いものでも見たのでしょうか。シェルターの屋根にあたる雨粒の音だけが響き渡り、非常に気味の悪いひとときだったのを覚えています。

幽霊新幹線?

ヒマなので色々撮ってると、突然踏切が鳴り出したので何が来るのか待っていたら新幹線がゆっくりと通過していきました。それも乗客が一人もいない、私はユーレイでも見たのでしょうか??

熊の警告

なにより恐ろしかったのが、熊出没の警告でした。本州にいる熊はツキノワグマで、ヒグマより小柄なのが特徴ですが、ここ1ヶ月ほど秋田の人食い熊が話題になっていたので一気に恐怖心がマキシマムに。待合室に鍵をかり、最大音量でホラー淫夢を流してヤツに備えました。私にとっては心霊体験より熊の方がよっぽど恐ろしいです

19:01発 福島行き

そんなこんなで長い1時間がようやく経過。庭坂に直行です。

こんなバリあぶねーとこ脱出や脱出!

庭坂駅

庭坂駅に到着。冷たい雨が降っててとにかく寒い

雨でずぶぬれになりながら

本日の宿に到着です。

翌日の撮影に備えて体力とバッテリーを温存します。

庭坂の宿に到着したところで、今回はここまで。

3日目からいよいよ本格的に撮影デー。それではまた今度

ひとり東北見聞録 Day2-1

 

※シリーズものです。最初から見たい方は同タイトルのDay1からご覧ください。

 

明朝5時?くらいの太平洋

明朝5時、突然船室に響く爆音で目が覚めた私は 爆音の正体が親のモーニングコールということに気づき大慌てで飛び起き、それこそ虫の息ほどもない声で応じました。こっぱずかし~~~。誰も部屋から出ていないことを確認し忍者の如く脱出、階段を上りデッキに出ると ちょうど日の出かそこいらのタイミング。雲が厚いので日の出は見れないかと思っていたところ...

太平洋の夜明け

出てきました。まさに日本の夜明けといったところか

フェリーに乗る楽しみはここに凝縮されていると思います。素晴らしい絶景でしばらく感動していました。

燃えるような朝焼けが船体に直射される

白と青の船体が太平洋の朝に映えます。後方では低い雲が見えたので、おそらく雨でも降っていたのだと思います。

ふと反対側に目をやると本州の陸地が見えました。意外と陸地に沿って航海してるんだなと感心したものですが、何か見えます。虹です

おお!本州が我々を歓迎しているぞ!!と喜んだのもつかの間、あちらの天気は何やら怪しげ。これから踏むであろう東北の地はどんな天候なのか

撮影もここまでに、朝食に移ります

朝食も済ませる頃には本州の陸地がかなり近づいていました。オラワクワクすっぞ!

相変わらずよくわからない空模様ですが、とりあえず雨は降らないことが確定しました。

船内で支度を整え、降りる準備が完了した頃には仙台港にinしていました。いつのまに?

ひじょーーに怪しい空模様ですが仙台港にとうちゃこ。我々は大いなる一歩を踏み出した!

東北の地に降りたのは盛岡駅で新幹線の連結を見たとき以来(7年ぶり?)。仙台は初訪問。

なんとも半端な時刻

バスの時刻を確認したところかなり半端な時間だったので、歩いて最寄りの駅まで行くことに。2キロ先と近いようですが総重量6kgの荷物を持った私には少ししんどい距離でした。

いかにも東な駅に到着、料金表に目をやると驚異的な運賃の安さにめまいが。北海道なんて隣の駅に行くのに250円もするのに

東日本POWERRRRRRを見せつけられたところでホームに降りるとちょうど電車に置いて行かれてしまった。しかもどっちの方向からも。まぁいいや地元と違って本数あるしと待つこと10n分、ようやく仙台行の電車に乗れました。バス乗った方が早かったのでは?

見た目こそ若作りしてるが車内とクソ煩い駆動音は205そのもの

古いんだか新しいんだかよくわからない電車に揺られていよいよ東北最大の街仙台に到着。東京っぽい空気感に驚くなど。

適当に歩いていると見覚えのある通りに出ました。私のよく知る仙台駅です。

駅ナカと外観のイメージが剥離しすぎていてあっけにとられてしまいました。

しばらく時間があるので昼飯がてら駅前の街をぶらりと歩きます。

さすが100万都市というだけあってか、駅前の発展ぶりがレベチですね。札幌とは比べ物になりません。やはり新幹線効果というのは絶大なんですなと感心

 

昼は当然サイゼ

なにしてん

駅前のサイゼということもあって混雑するかなと思ったらかなりガラガラだったので、同じビルのゲーセンで北海道にはないDDRを遊んでみたり。すっげー楽しかったす

次の目的地は山形。東北エリアで遊べるフリーパスは土日から有効なので大人しく課金。

仙山線のお供

今回乗る路線である仙山線は、E721系による運転。どこか東京の電車っぽさを感じさせる顔をしています。

さて、ここからいよいよ山形へ!と行きたいところですが、長くなったのでまた次回に。またいつか~~~

ひとり東北見聞録 Day1

春ですね。

ゆくりのです。華の青春時代が終わりを迎えこの先の人生どうするか模索しています

 

211系という電車をご存じでしょうか、いわゆる国電と言われていた電車を全国から一掃したJR初期(早いものは国鉄末期)から活躍している電車です。そのいかにもコストが安そうな形状は瞬く間に全国に広まり、別形式を含め北は山形、南は鹿児島まで211フェイスな電車が主要な本線を支配していたそうです。そして近年はご存じの通り老朽化や更新によって廃車や転属が進んでいる状態にあります。

そんな211系っぽい電車が東北にまだ生きているとのことで、せっかくなのでまだ行ったことのない東北に遊びに行くことにしたわけです。

 

札幌からは北斗で一路苫小牧へ。普通でいいと何度も言ったのですが、函館に行く親がせっかくだからと一緒に乗せてくれました。

この距離を歩いて行けと

苫小牧で親と別れた後、フェリーターミナルがある西

港まで徒歩で踏破。荷物の総重量が7キロ近くあったのでかなりしんどかったですが、節約のため気合でなんとかしました。

すっかり汗だくになりながらもマップを頼りになんとか港に到着。マップでは1時間と書いてありましたが40分もかからなかった気がします。

今回の出発地点 苫小牧フェリーターミナルに到着

実はこれが初めての船旅。船に乗るのもですが、その前の手続きとか諸々がよくわからないまま来てしまいました。一体何を聞かれるのか、なにか難しい説明でもあるのかなどと考えたりしましたが、乗船名簿を書かされたこと以外はヒコーキのそれとなんら変わらなかったように思います。乗船名簿自体も登山の時に書くアレと同じような感覚だった気がします。多分。

港の中は空港のソレとかなり似ていて意外性を感じました。そりゃそうですよね、なにせ”港”なんですから

今回乗船する船”きたかみ”

手続きを終え先に進むと今回の旅のお供であるフェリーが見えてきました。

太平洋フェリーは子供の頃本で見たことがあり、いつか乗ってみたいと憧れていたフェリーだったりします。

今回乗船する船は きたかみ というらしいです。保有する船の中では一番小さい個体のようで、いしかり や きそよりも質素な内装をしています。

待合室?いいえ、すでに船の中。

カーフェリーとはいえ、もっと豪華なエントランスだったはずでは?と疑問を抱きつつも自分の部屋へ向かいます

ここが今夜の宿。一番安い部屋を予約したのでてっきり雑魚寝カーペットスタイルかと思っていたのですが、特殊なカプセルホテルのような部屋が当たりました。ちなみに最安値でこの部屋を引き当てられるのは きたかみ だけのようです。さらに1000円ほど積むと扉付のワンルームが選べたらしく、そちらにするべきだったかなと思いつつも悪くない出だしとなりました。

念には念をね

太平洋は比較的穏やかな海域と聞きますが、念には念を入れて。

酔い止めも服用しいつでもでっぱつできる状態になったところで軽く船内を散策。常にどこかしら揺れているので足元が気になります。




そうこうしてるうちに離岸、しゅっこーです。

さらば北の大地

思ったよりも速い速力で苫小牧港を出港していきます。これから4日間祖国である北海道とはお別れです。さよーーならーーーーー

苫小牧を出港したきたかみは、速いんだか遅いんだかよくわからない速度で夜の太平洋を走り(?)ます。果たして翌日の天候はどうなっているのか、キリがいいので今回はここまで。こうご期待! またいつか~~~