※シリーズものです。最初から見たい方はDay1からご覧ください。
朝の9時ごろから441Mを撮るまで4時間(厳密には2時間+2時間)板谷で耐久し、身も心もキンッキンに冷え切った私はふと温泉に入りたい気分に。とにもかくにもここにいてはどうにもできないので、一度福島に行き予定を考えることに
峠を下ると一気に季節が逆戻り。朝にはあった雪もとけてなくなっています
ちなみに積雪を見たのは(2023年では)初でした。まさか本州で初冠雪を見るとは
福島駅に到着。前後にいる列車はどちらも回送車のため、峠越えにはかなりのロスタイムが生じます。
福島駅には当然ながら普通の在来線車両も乗り入れており、山形線の線路に誤進入しないよう上手いこと配線されています。かつては普通の在来線でも719系を見ることができましたが、E721系に取って代わられた模様。山形線の車両も新製から30年以上が経過し置換の話がしばしば出てきますが、E721系は設計上の都合で標準軌仕様の車両が出せないそうな。水面下では板谷峠にトンネルを掘る構想もあるため、今後もだましだまし使い続けるのかもしれません。(なお、当の719系は部品のストックが底をついており、廃車になった基本番台から部品をむしり取って生きながらえているらしい)
長い通路を抜けると、巷で話題の新型新幹線E8系に関する告知が。なすびみたいなツラだなぁとか、おそらく次東北に行く頃には全部この車両になってるんだろうなぁとか思いながら眺めました。
反対側には東北エリアのジョイフルトレイン”フルーティア”のラストランに関する告知が。実はこの車両、狭軌を走る最後の719系だったりします。まだ719が在来線にゴロゴロいた時代に磐越エリアや東北エリアで一般車と連結して運転したりしていましたが、やはり老朽化で引退。12月で引退し、1月に解体されてしまったそう。まぁ、あいにく私は興味がありませんでしたので行きませんでしたが。
軽くですが駅前から撮った写真も。初めて来た場所なのに初めてな気がしませんでした。子供の頃DVDで見た景色がそのまま目の前に広がっていました。
ちなみに駅前のヨーカドーは東北、北海道エリアの他の店とともに撤退することが決まったそうです。無理やりでもいけばよかったか
さて、先ほど在来線で峠越えをするには時間がかかると言いましたが、実は有効な一手があります。新幹線です。圧倒的に本数があるので安心感が桁違い。福島に戻ったのは新幹線に乗るためだったんですね。
福島駅に来たからにはつばさとやまびこの解結も見ておきたいと思ったのですが、解結するタイミングはつばさが発車する時。解結見ようと思ったら置いてかれた~という鉄オタの定番ネタになってしまいます。そうはいかんざき
というわけで乗車。E3系に乗るのは今回が初めてではなく、10年以上前に一度大宮→東京(確か)で乗ったことがあるらしいです。よー覚えてへんがな
いよいよ列車は福島駅を出発。山形新幹線はもちろん、新幹線で在来線区間を走るのも初めてです。東北新幹線とはここで分かれ、在来線区間の山形線に降りるわけですが、なんとこの連絡線路が単線ということを知り一人ぶったまげ。上りも下りもこれ一本でなんとかしているそうです、はえーすっごい。
さすがにヤバいと感じたのか連絡線をもう一本作る工事を現在進めています。さっきの写真に写っていたクレーン車とかがその工事現場ですね
峠区間に入ると一気に季節が進み雪国らしい景色が。木に付いた雪は解けかかっていますがかなり寒そうです
山場を越え下りに差し掛かる
福島~米沢間には7つの駅がありますが、つばさ号は米沢まで止まらないのでシンプルに在来線より速かったりします。わざわざ在来線を待つより新幹線に乗った方が早いので、在来線の時刻表があの有様なのでしょうね。
ちなみに、新幹線と言えど空転するときはするので、それなりに遅延する可能性があるということは頭の片隅に入れておいた方がいいかもです。また、在来線の空転が新幹線の遅れを引き起こすこともあるので、秋~冬の山形線は大体遅れると考えて行動すると心理的にもかなり楽になります。
往年の特急つばさ号とどちらが速いかな
米沢からは再び719系に乗車。温泉がある駅を目指します。
当初の計画では峠駅で餅を買い、それを昼に食べようという予定を立てていましたがそんな時間があるわけなく、ほとほと小腹が空いてきた。そこにちょうど、たまたま、ぐーーーぜん駅弁屋があったら当然買いますよね、駅弁。
”あの”有名な米沢牛を使った駅弁というだけあって結構な値段しました。かにめしくらいだったかな?
米沢を出たら2つ先で降りるのでさっさと食べてしまいます。
完全に飯テロですが、クロスシート車だからこそできること。701じゃなくてよかった
高畠駅に到着。隣にある駅”赤湯” と勘違いしましたが、こっちが駅ナカに温泉がある駅。
この時赤湯駅にて線路発火現象(???)が発生したため、上下ともに抑止。高畠でプチ撮影会ができました
抑止が解除されると、今度は詰まっていた反対側からも列車がやってきます。
こっちの電車もなぜかそれなりの時間停車していました。なぜだったかは忘れてしまいました。つばさ待避だったかな?
列車が行ってから撮影。ホームの設備に対して駅舎がデカすぎます!ラブホかよ
女満別駅とかもそうでしたが、なぜこんなクソデカ駅舎にしたがるのでしょうね
ひとしきり撮影が終わったらいよいよ温泉に入浴。大きな浴槽一つと水風呂がある王道の銭湯といった感じ。
ほどよい温かさで冷え切った体が芯からポカポカに。いい湯でした。
明日は撮影しつつ帰路につきます。帰れるかな~?