”大雪”求めて3000里

雪もすっかり解け、降るものが雪から雨に変わったそんな季節

 

どうも、ゆくりのです。

いよいよあと数日でダイヤ改正ですね、今年も北海道は激変の連続です。オホーツクが283になったり、石北線からグリーン車が消えたり、183が引退したり。あ、全部石北線の話題ですね。というわけで今回は、もうじきなくなるキハ183系の”大雪”を撮りに行った時の記録になります。

 

ある時ふと思いました。やっぱり183は大雪しか勝たんな、そういえば今まで撮影した大雪ってどんなだったっけと。

 

思い返せばほとんどの写真に新特急色が入っていました。私は嫌いじゃないですが、やはり大雪は青系統で統一された編成が一番”らしいな”と思った次第で、再々再度の大雪リベンジに立ち上がりました。

 

 

最初の目的地は瀬戸瀬。ここでは81Dと84Dが交換することで知られていました。

しかしこの場所、見てわかる通りめっちゃ遠いことでも有名でした。この写真は持ってる一眼で最大までズームした時の写真ですが、250㎜ではとても届かないことがわかります。私はそれを見越して今回ある機材を持ってきました。このブログでもかつて取り上げたS9800です。830㎜の眺望遠光学ズームの性能が気になっており、それを確かめるために今回わざわざ引っぱり出しました。

実に半年ぶりの起用になりましたが、結果はいかに

これはひどい

光学ズームはあまりあてにしてはいけないと聞いてはいましたが、ここまでとは思っていませんでしたね。

悔しかったのでX5でも撮影。せっかく5両編成だったのに顔だけとは...w

とりあえず幕が出ててライトが点灯してただけでもツイてたと思います。ここの職はさも当たり前かのようにそういうことをやりやがるので。

それはさておき、このままでは不完全燃焼で大変なことになってしまうので再度リベンジに行くことを決意しました。

 

月日は流れて2週間後、ラストラン需要で頻繁に5両編成が見られるようになったある日、上川で一発勝負する賭けに出ました。

一発目はあの有名な橋の逆アンで、ここはカメラの性質上よくブレるところだったので今回もブレないか不安でしたが...

ヨシ! 5両もあるとさすがに特急って感じがしますね。それにしてもこの橋、落ちないんでしょうか。

 

その後はさっきの返しをカーブで一発、側面の雪壁が車体にかかりそうで心配していましたが...

こちらもとりあえずヨシ! 雪目のせいで切り位置をミスりキロがかくれんぼしてしまいましたが、かえって頭でっかち感がなくなってよかった...と勝手に思っています。ケツ切りはわざとです。

旭川まで戻り休憩ののち、最後の撮影に。最後はストレートで一発勝負。果たして結果は...

若干面がデカいけどとりあえずヨシ!これだけの雪がついてても幕が隠れていないのを確認したときは湧き上がりました。

これにてトータル2日に及ぶ大雪のリベンジは全て終了したわけですが、振り返ってみると、今まで撮ってきた車両のほとんどが幕に雪が被らず、かといって雪が付いてないわけでもない、ある意味”大雪”の名にふさわしいカットが撮れたと感じました。天候条件や運用とずっとにらめっこしていたとはいえ、おじゃまむ新特急や紫色の変なヤツが一度も現れなかったのもツイていたと思います。私にとって一番カッコいい大雪は、HET色の183なのでね。

現像し終わった後に思った感想は、大雪ばっか撮ってオホーツクはこれっぽっちも撮らなかったなと。だって電化区間でも見れるし。

せめて新特急色が4両だったらもっと無理してでも行ったんですけどね。2両って(笑)

あと、機材を変えてから一度も183に乗っていなかったのが少し意外でした。もっと乗ればよかったなぁって、でもそんな金ないし(笑) 引退直前は治安悪いしわざわざ満席の車内を撮ろうとも思わないですね。だってうるさいもん。

 

今年は乗り鉄を少し我慢して撮る方に専念してみました。乗る方は散々やったのでね。自分で予想していた以上に撮る方も楽しいことを知れてよかったです。オホーツクの車両が283に変わっても石北に足を運びたいなぁと思えました。183を撮ったところも、183の時に行けなかったところも、たとえ車両が変わってもカッコいいものはカッコいいですから。あ、でも絶対に鉄道は使いませんよ。金を落とすとしても本部か函館支社管内で、ね(笑)

乗り鉄したときのログもそのうち書きたいですね。いつか。

 

最後に、この撮影の間に撮った183以外のあれこれを載せて終わりにしたいと思います。個人的には上川駅が思いの外モダンっぽい作りでビックリしましたね。あそこに行く機会があれば行ってみたいものです。



これは、今回リベンジするきっかけを作った写真です。確か去年の5月あたりに撮影したものですが、当時はまだ新機材を使いこなせてなかった頃、ヒドい有様です。今回わざわざ上川まで行ったのもこのリベンジのためだったのですが、雪壁が思いの外高い、5両編成で入りきらないなどあらゆる問題が生じ結局実現しませんでした。葬式鉄特有の詰めの甘さですね。最後にもう一度リベンジしたかった...。

 

283のオホーツク/大雪はどんな風に撮ろうか、今からもう楽しみです。

でわ、また今度。