ひとり東北見聞録 Day1

春ですね。

ゆくりのです。華の青春時代が終わりを迎えこの先の人生どうするか模索しています

 

211系という電車をご存じでしょうか、いわゆる国電と言われていた電車を全国から一掃したJR初期(早いものは国鉄末期)から活躍している電車です。そのいかにもコストが安そうな形状は瞬く間に全国に広まり、別形式を含め北は山形、南は鹿児島まで211フェイスな電車が主要な本線を支配していたそうです。そして近年はご存じの通り老朽化や更新によって廃車や転属が進んでいる状態にあります。

そんな211系っぽい電車が東北にまだ生きているとのことで、せっかくなのでまだ行ったことのない東北に遊びに行くことにしたわけです。

 

札幌からは北斗で一路苫小牧へ。普通でいいと何度も言ったのですが、函館に行く親がせっかくだからと一緒に乗せてくれました。

この距離を歩いて行けと

苫小牧で親と別れた後、フェリーターミナルがある西

港まで徒歩で踏破。荷物の総重量が7キロ近くあったのでかなりしんどかったですが、節約のため気合でなんとかしました。

すっかり汗だくになりながらもマップを頼りになんとか港に到着。マップでは1時間と書いてありましたが40分もかからなかった気がします。

今回の出発地点 苫小牧フェリーターミナルに到着

実はこれが初めての船旅。船に乗るのもですが、その前の手続きとか諸々がよくわからないまま来てしまいました。一体何を聞かれるのか、なにか難しい説明でもあるのかなどと考えたりしましたが、乗船名簿を書かされたこと以外はヒコーキのそれとなんら変わらなかったように思います。乗船名簿自体も登山の時に書くアレと同じような感覚だった気がします。多分。

港の中は空港のソレとかなり似ていて意外性を感じました。そりゃそうですよね、なにせ”港”なんですから

今回乗船する船”きたかみ”

手続きを終え先に進むと今回の旅のお供であるフェリーが見えてきました。

太平洋フェリーは子供の頃本で見たことがあり、いつか乗ってみたいと憧れていたフェリーだったりします。

今回乗船する船は きたかみ というらしいです。保有する船の中では一番小さい個体のようで、いしかり や きそよりも質素な内装をしています。

待合室?いいえ、すでに船の中。

カーフェリーとはいえ、もっと豪華なエントランスだったはずでは?と疑問を抱きつつも自分の部屋へ向かいます

ここが今夜の宿。一番安い部屋を予約したのでてっきり雑魚寝カーペットスタイルかと思っていたのですが、特殊なカプセルホテルのような部屋が当たりました。ちなみに最安値でこの部屋を引き当てられるのは きたかみ だけのようです。さらに1000円ほど積むと扉付のワンルームが選べたらしく、そちらにするべきだったかなと思いつつも悪くない出だしとなりました。

念には念をね

太平洋は比較的穏やかな海域と聞きますが、念には念を入れて。

酔い止めも服用しいつでもでっぱつできる状態になったところで軽く船内を散策。常にどこかしら揺れているので足元が気になります。




そうこうしてるうちに離岸、しゅっこーです。

さらば北の大地

思ったよりも速い速力で苫小牧港を出港していきます。これから4日間祖国である北海道とはお別れです。さよーーならーーーーー

苫小牧を出港したきたかみは、速いんだか遅いんだかよくわからない速度で夜の太平洋を走り(?)ます。果たして翌日の天候はどうなっているのか、キリがいいので今回はここまで。こうご期待! またいつか~~~