雑記

7月一本もブログ書かなかったってマジ…?

どうも、ゆくりのです。

そろそろブログなんか書かなきゃだめだなとは思いつつも、正直これといった話題がなにもないし思いつかないのでとりあえず近況のあれこれだけ書いていきます。

 

カメラ破損!まさかのサブ機運用離脱

7月まで動画用として使っていた愛機S9800が三脚に固定するためのねじアナr穴がガバガバになってしまいまともに動画を撮影できなくなりました。ここ1か月満足に動画を投稿できていないのはこのせいだったんですね。どうして………

 

SDカードデータ破損! ストック切れに阿鼻叫喚

先日撮影前に朝練に行った時のこと、撮影地でいつものように構えて列車を撮ろうとするとやたらとエラーを吐き出すので嫌な予感がしつつも撮影を切り上げ確認のために戻ったところこの有様。

幸いもっとも重要なデータは無事でしたが、あまりに久しぶりすぎるデータ破損にかなり焦りました。もっとも重要なデータこそ無事だったもののまぁまぁ重要だったデータは消し飛んでしまったので一体、大声で泣いてしまった。

 

見通しの立たない下書き 

このブログ、本来なら滅多に立ち上げることがない(=連載モノはない)はずなんですがなぜか(なぜか)何回かに小分けして投稿するタイプの記事が存在します。多分その時の気分とかで投稿したものなんですが途中で飽きたんでしょう、どれも完結していなかったりします。

幸い原本と写真は残ってるのでいつでも投稿できる状態にはなっていますが、いかんせん時間もぼきゃぶらりーもないのでどうしたものか………(ブロガー向いてないと言ったらそこまでの話だが)

締まりのないオチになってしまいましたが、とりあえずライターが生きてるということだけ知ってもらえれば幸いです。写真の方はちょっとずつ撮りためているのでまた機会があれば投稿していきたいです。それまでこのブログのことを忘れていなければですが。それでは、また今度!

 

電化区間ショバの開拓

 

気づけば6月、騒乱と天候不順の季節。

1か月ぶり。ゆくりのです。

今回は最近のマイブームとその課題を語っていきます。

北海道と言えば非電化!ディーゼル!な風潮があり、実際私もそうだと思っているのですが、どうにも最近は電化区間とそこを走る電車にお熱があるようで特にここ1か月は電車の写真ばかり撮っているほどに電車がアツくなっています。最近だと札幌から40000km25㎞離れた江別市までよく足を運んで撮影しています。アシが死にそうです。

また、電化区間の撮影地を探すのもブームになりつつあります。というかそっちの方がハマっています。普段札幌―旭川間は特急しか乗らない民なので知らない駅名,地名ばかり出てきて困惑する日々です。本当に鉄オタなのでしょうかという話はさておき、本題に入っていきます。

 

函館本線のショバ開拓

電化区間と言ってもいくつか種類があり、近場には2本の電化区間が存在します。千歳線函館本線ですね。今回は函館本線の撮影地を開拓したので、いくつかメモ用に上げておきます。

おそらく最も近い撮影地です。午後から順光。柱の影がかかりやすいので注意。

※夏場はご覧の通り草がすごいので構図も注意

厚別ー森林公園



 

森林公園

おそらく家から最も近いエキセンの撮影地(?)です。被写体電車じゃねぇじゃん

午後から順光。

大麻ー野幌

大麻を通過して国道と本線がクロスするとこらへん。架線や物干し竿が気になる人にはお勧めしません。こちらも午後から順光

野幌

高架区間のスポット。札幌側と旭川側がありこちらは旭川側。こちらは夕方が順光。ビルが生えているので陰りやすい。また、かなりの確率で被る

江別ー豊幌

知名度で言えばかなり有名なショバ。基本的にここで何か撮ってます。午後から順光

江別ー豊幌

さっきの場所から橋を少し渡ったところ。初夏か秋がオススメ。おそらく午後順光

江別ー豊幌

さっきの場所から豊幌側に行った所。こちらは午前が順光。

豊幌

ローアンがベストらしいショバ。光線不明。

峰延ー光珠内

峰延側の踏切。午後から順光

このほかにもいくつかのショバがある。それはまたの機会に。

さて、ここまで作例を見て何か気づいたことはないだろうか。撮影地を調べ、実際に行ってみて気づいたことがありました。

ほぼ同じ構図!?変わり映えのない電化区間の撮影地

函館本線とやらはストレートが多いらしい、他にも何かあるはずと撮影地を調べたところ、いきなり壁に激突してしまう。絶望的なレベルで同じ構図しかなかったのである。

作例1 江別―豊幌にて

作例2 峰延ー光珠内にて

上の2か所、距離は20キロ以上離れている、しかし構図は同じ。しいて違うところがあるとすれば上りか下りの違いくらいである。他にも同じような構図が数か所ヒットした。

単にネットで有名なショバしか調べてないだけなのか、他にもいろいろあると思うのだがそれにしても同じ構図ばかりである。一体なぜこんなことが起こるのか。

北海道の電化区間の風景(イメージ)

結論から言うと、関東近辺ほどカーブが多くないというのが大きいです。もっとも、条件さえ気にしないならもっと出てくるかもしれませんが、綺麗に条件が当てはまるカーブとなると一気に数が限られてきます。アウトカーブなら森林公園か大麻エキセン、インカーブなら深川や近文などがありますが、その程度しかヒットしませんでした。また、函館本線のストレートの多くが上のような風景であるため、景色の変化が少ないのです。沿線以外の撮影地(=俯瞰や花畑)などから撮ることで、ある程度はバラエティーに富んだ写真を撮れるかもしれません。

 

編成写真に縛られない

鉄道写真といえばやはり編成写真ですが、函館本線は変化に乏しい路線。もっといろんな種類の写真を撮るにはどうすればいいのか。さっきと少し話が被りますが、考えてみました。

駅撮りという素晴らしい方法もありますが、個人的には

  • 花/畑/水田と絡める
  • 流す
  • 俯瞰/ローアン

この3つが一番使えると思っています。さっきから当たり前なことしか言ってないな。

滝川近辺に大きなトラス橋があるのでそこで流してみるのもアリかもしれません。

江別市滝川市には黄色い花がわんさか咲いている場所もあります。それと絡めるのもやってみたいですね。まだ撮るチャンスはあるはずなので焦らずやっていきたいです。

 

おわりに

今回の撮影地の開拓、基本的に自転車で行っています。徒歩より何倍も速いですし、金の節約になるだけでなくネットや本で調べた場所に行く途中で新しい構図を見つけたりもできるというメリットもあるのでかなり楽しいです。ですが帰る頃には空腹で動けなくなるのでバイクを買おうか検討しています。いいのあったら教えてください。

余談ですが、江別ー豊幌で検索をかけたところ、あの有名な「江別市まで約40000㎞」の看板を見つけたので、撮影のついでに見てきました。

もっとがんばる町 江別市まで約40000㎞

某フリー八百科事典で見た看板をこの目で見られるとは思いもせず、ちょっと感動してしまいました。オチが弱いですが今回はこんなところで。それでは、またいつか!

ゆくりのと失われた北斗星‐列車ホテルの模索 ♯1

GWも過ぎ去り若干湿っぽくなってきたこの頃。どうも、ゆくりのです。

今回は子供の頃の思い出話を兼ねた宿泊記をつづっていきます。

上の写真と時期は違いますが、まぁイメージということで。

その昔私がまだ幼い時の話ですが、走るホテルことブルートレインに乗車するという夢を叶えたことがありました。その列車の名前は「北斗星」。このブログをご覧になっている人なら知らない人はいないであろう日本最後のブルートレインです。

当時はデュエットを使用、ミニロビーやグランシャリオで過ごした時間は今でも忘れられません。もう1度乗りたい!と願いましたが、結局2回目のチャンスは舞い降りることなくそのまま引退。悲しいなぁ

引退後はしばらく鉄から身を引きつつも、なかなか諦めきれず当時の思い出を振り返ったり、疑似体験したりしていました。

それから数年後、今から2年ほど前のこと、ネットで興味深いものを見かけました。なんと、あの北斗星が保存されているというのです。実際に行ってみるとなんとそこには

茂辺地(道南)に保存されている「北斗星

北斗星がいました。しかも2両、それぞれ別の車両というおまけ付きで。

海沿いということもあり塗装の劣化がかなり進んでいましたが、確かに子供の頃よく見ていた北斗星そのものでした。

近づいてみると何やら貼り紙が貼ってあったので見てみたところ、ちょっと前まで車内の公開も行っていたとのこと。が、ダメ…! コロナウイルスの影響で車内公開を取りやめていました。もう少し早く知っていたら、久しぶりの訪問でまさか後悔するとは思わず。この日はそのまま撤退。その後も何度か足を運びますがやはり公開されておらず。

このまま他の保存車たちと共に静かに朽ちていくのかなと、うっすら思っていました。

 

猫。数年前までここの看板猫だったとかどうとか

しかし21年の冬、転機が訪れます。なんと北斗星が色直しをしたのです。

あまりにも突然のことで驚きましたが、これは何か動きがあるかもしれない(すでにある)、車内公開を祈り続報を待つこと4か月、まったく予想しない形で実現することになったのです。

寝台特急の客車を利用した宿泊施設『北斗星スクエア』北斗市にオープン」

オープン時期がちょうどGWに重なること、偶然函館方面に用があった、その他色々の偶然が重なりなんともう1度北斗星と出会えることになったのです。

区切りがいいので今回はここまで。

次回、いよいよお色直しがされた北斗星とご対面!? おたのしみに

機種変

ごきげんよう。あれだけ積もった雪もすっかり溶けてドロドロになり、春の訪れを感じられるようになってきました。

今回は投稿者の撮影機材に関するお話。

というのもこの私、ゆくりのDは今まで”いちがん”というものを触ったことがなく、ずっとお古のデジカメで撮影していたのです。はずい

今までに3回カメラを乗り換えており、現在は富士のFINEPIX(S9800)を使って撮影しています。が、ここのところピントが合わない、ダイヤルが上手く作動しない等の不具合が発生しいよいよこのカメラの限界を感じ始めていました。

そこでふと思い出しました。5年近く埃をかぶってる一眼があったはずだと。てなわけで一通りのセットを救出し色々試すことにしました。

 

f:id:Yukurino-D:20220309222448j:plain

後継機 EOS kissX5

こちらがその埃をかぶっていた一眼。機種名はEOS kissX5だそうで。一応Canonの一眼です。

調べたところ製造年はなんとS9800より4年も昔の2011年。ふっる

この10年前のカメラに何ができるのか、S9800と兼用しながらいろいろ試していくことにしました。

 

f:id:Yukurino-D:20220310002156j:plain

30…ウーン何Dだったかな、頭の中が白くなってきた

最初の試験運用は「あの」ロイヤルおっかけ1日目。ほぼぶっつけ本番という形で使用されることに

f:id:Yukurino-D:20220310002514j:plain

豆腐

f:id:Yukurino-D:20220310002552j:plain

大本命9001レ

あまりの連写速度の低さに啞然。ピン位置も当時はまだ知らず変な場所に合わせてしまい轟沈。これ以降このカメラはしばらく動画用にまわることになるのでした。

f:id:Yukurino-D:20220310003712j:plain

止まってるモノの撮影に慣れてきたある時、ふと気になった。このカメラで動いてるものを撮るとどうなるのか。

「何回か試してダメだったら諦めよう。」

こうして、ロイヤルの撮影以来ずっと避けてきた一眼を使った撮影をする決意を要約することになるのでした。

f:id:Yukurino-D:20220310004139j:plain

4004D 新札幌にて

f:id:Yukurino-D:20220310004227j:plain

1007M 同上

f:id:Yukurino-D:20220310004331j:plain

4006D 同

まずは減速/加速する列車の撮影に挑戦!
プログラムとマニュアルを使い分けての撮影。どっちがどっちかは写真の結果を参照。

Pが思いの外順応していたためしばらくP縛りで撮影することに。

 

次は本線を走ってる列車を撮影してみよう!

f:id:Yukurino-D:20220310004915j:plain

トリミング前提で撮影したのでご愛敬。ピン位置、速度共に申し分ない結果に。

f:id:Yukurino-D:20220310005130j:plain

16D 

連写速度の遅さには未だに慣れませんが、ピン位置に合わせるとしっかり順応してくれる。明るさ、画質等様々な条件でS9800を上回ることが判明した。腐っても一眼なだけはある。

最初は忌避してきた一眼も、今やなくてはならない存在にのし上がり大変満足。10年前の型落ちでも十分戦えることが証明できたと思っています。

今はまだPでしか撮影できていませんが、将来的にはMでの撮影もできたらと思っています。

それでは今回はこの辺で。またのーう

休車札の謎

おはこんばんにちは、今日も北海道は凍れています。

今回は国鉄時代から使われている休車札についていろいろ考察していきます。

 

”休車”とは?

休車(きゅうしゃ)とは、鉄道車両や自動車など、一般的に車両と呼ばれるものの本来の用途における使用(人や物を運搬することなど)を一時的に中止していること、またはその車両である。(Wikipediaより)

 

これだけでは何を言ってるかわからないと思うので、日本の鉄道車両検査に関する法律も。

国土交通省 鉄道に関する技術上の基準を定める省令  第89条より

3 列車は、その種類及び運行状況に応じ、車両の主要部分の検査を行わなければならない。

 

上2つの長ったらしい文章をざっくりまとめると

鉄道車両を一定周期で検査をしなければならない

・車両などの使用を一時的に中止=休ませる

となる。運用を離脱させても検査期限は近づいてしまう、それだといろいろと面倒。じゃあその使わない期間だけ検査期限を引き延ばせばいいじゃない! といった感じで生まれたのがこの”休車”という制度である。

f:id:Yukurino-D:20210823231615j:plain

休車札が入れられている”冬の湿原号”用14系 釧路運輸車両所にて

SL冬の湿原号などの1年の特定の季節にしか使われない車両は、使用されない期間の方が長いので休車制度が活用される。これを第一種休車という。

 

休車の種類

休車には前述した用途以外にも使用されている。再び使用する予定がない(=廃車)場合や部品取りなどにする場合にも休車制度を活用することがある。こちらは第二種休車という。

f:id:Yukurino-D:20220130174018j:plain

留置されているキハ183 苗穂にて

二休車のイメージ。ちなみにこの車両群は後に解体された。

 

揺らぐ休車の定義

ここまで休車の基本的な解説をしてきたが、これは国鉄時代に用いられていた制度。現在はどうなっているのだろうか。

現在、確認できる中で休車制度を活用している(とされる)会社はJR貨物JR北海道JR西日本京急などの一部私鉄と少数派になっている。それ以外は「保留(使うか使わないか未定)」などの制度を活用している。

また、休車制度を活用している会社でも数字毎に振り分けていなかったり、一休車の札が刺さった車両を廃車にするなど国鉄時代の休車定義から外れた用法で使用しており混沌を極めている。

 

現在の休車の定義とは?

ここから本題です。長かった。

現在、確認できる中で3件の休車を発見しています。この3件から現在の休車の扱いを紐解いていきたいと思います。

 

1.元札沼線用 キハ40形400番台

f:id:Yukurino-D:20220130185601j:plain

2020年に札沼線末端区間廃止に伴い用途を喪失したキハ40形400番台。事実上の引退から間もなく2年が経過しますが、依然として苗穂運転所に留置されています。

f:id:Yukurino-D:20220130185811j:plain

扉の近くには”一休車”の札が。というのもこの車両はかつて”スーパーヨンマル”と呼ばれていた高馬力エンジンを持つ車両。2両で運行しなければならない峠などの区間でもこの車両なら1両でも運行できるためか、一時的に用途を「保留」しているものと思われます。でももしかしたら枠の中にもう一本線があって「実は二休車でした~」ってこともあるかも?

2.”SL冬の湿原号”用14系客車

f:id:Yukurino-D:20210823231615j:plain

これさっきも上げましたね。というわけで2件目はSL(ry 用の14系です。こちらは2021年に撮影したものになります。

なぜか車両が3両ほど足りないのはなぜか。

SL冬の湿原号はこの時大規模なリニューアルを行っており、最初に3両改造し、次の年に残りの2両をリニューアルすると宣言していました。しかし苗穂も釧路も客車以外に検査をする車両が山のようにあり客車ばかり整備するわけにもいかず、かといってそれだと次シーズンの運行に間に合わない。それでこの2両の検査期限を引き延ばす=休車という流れだったようです。

この車両は1月30日現在冬の湿原号の運行に復帰しています。

3.キハ183系

f:id:Yukurino-D:20220130201815j:plain

f:id:Yukurino-D:20220130210953j:plain

f:id:Yukurino-D:20220130211306j:plain

1月30日現在40両が配置されているキハ183系。現在のはオホーツク/大雪と一部特急の代走で使用される程度なので大量の余剰車が発生しています。この余剰車が休車措置をとられているのですが…

f:id:Yukurino-D:20220130210706j:plain

f:id:Yukurino-D:20220130210732j:plain

なんとこちらは休車札を使い分けていました。驚きです。

ていうか枠に文字が被ることはないんですね。

両車ともに状態はさほど変わらないように思えますが、検査周期の都合なのでしょうか。

休車の状態から復活した車両がいたり、逆に一休車のまま廃車になった車両もいるのでこれらの処遇がどうなっているのかはわかりません。

 

これらの休車札の傾向を見るに、苗穂所属の車両は細かい使い分けがあまりない、釧路所属の車両はキッチリと使い分けているように感じました。やはり支社ごとにまちまちといったところなのでしょうか。

 

結論

結論としては、「保留車の識別のために札を刺している」と考えられます。というのも、現在JRでは休車制度を事実上廃止し「保留」といった曖昧な処置を施して余剰車を捌いています。休車札はおそらく保留車と使用中の車両を識別するための付箋のような役割を果たしているのでしょう。そのため一休車でも廃車になる、支社によって用途が異なる、といった現象が発生しているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

おまけ

普段は脳死で「推しが尊い~(意訳)」しかつぶやかない人間がない語彙力を必死に絞り出して考察をしたところ、まとまりのないただの作文になってしまいました。

さらにこの記事を作成してる最中にスーパーヨンマルや182が入場してしまいました。一体どうなってしまうんでしょうかね。今後の行く末が気になります

てなわけで今回は休車札に関するしょうもない考察でした。またいつか~

函館市電501号 ”AMUSEMENT TRAM” を貸切ったぞ!

明けましておめでとうございます、今年もゆくりのDをよろしくお願いいたします。

今回は函館市電に在籍している幻の電車、501号を貸し切り函館市電全線を周遊してきました。

 

そもそも501号ってどんな電車?

函館市電にはいろんな列車がいますが、その中でも団体客用、イベント用といった限られた用途で活躍する精鋭部隊のような列車が存在します。そのうちの1両がこの501号なのです。

この列車は主に宴会などの団体運用に駆り出されることが多く、その見た目や内装から「カラオケ電車」とも呼ばれています。

また、一般の運用に就くことが全くないため「幻の電車」とも称されています。

前置きはここまでにして、その501号に乗り込むところから

 

遠目で見てもわかる見た目と路面電車離れした豪華な内装

というわけで駒場車庫に到着。すでに変わった見た目の列車がスタンバってますね。

f:id:Yukurino-D:20220115155645j:plain

らっくる号と並ぶ501号 駒場車庫にて

f:id:Yukurino-D:20220115160025j:plain

はい、こちらが501号になります。

落ち着いた塗装ですがかなり目立ちます。

前面幕にはデカデカと ""AMUSEMENT TRAM""の文字が。

f:id:Yukurino-D:20220115160254j:plain

実はこの車両、登場から70年もの間活躍しているスーパーおじいちゃん。車体は五稜郭車両所で作った新しいものを使用し若作りをしていますが足回りと主要機器は全て登場時から使用されている歴史のあるものなのです。

f:id:Yukurino-D:20220115160849j:plain

路面電車離れした内装

車内に入ってまず驚いたのは、大きなテーブルとカーテン、LED電球で装飾された車内。

f:id:Yukurino-D:20220115161506j:plain

大きなライト。本当に市電の車内か?

f:id:Yukurino-D:20220115161257j:plain

カラオケで使うアレ

f:id:Yukurino-D:20220115161323j:plain

さらに辺りを見回すと、カラオケボックスで見かける機材が装備されていました。

カラオケ電車の名に恥じない設備の充実っぷり。

f:id:Yukurino-D:20220115161635j:plain

流し?

f:id:Yukurino-D:20220115161721j:plain

冷蔵庫?

車内の後方には流しと冷蔵庫のようなものが設置されていました。本当に宴会ができちゃいそう。

f:id:Yukurino-D:20220115223247j:plain

精算機は撤去されている

色々撮っているとあるものがないことに気づく。なんと一般運用で必要な精算機がないのである。貸切運用にステータス全振りしてるので必要ないのだろう。

 

車内の撮影が一区切りついたところで出発!しんこー

f:id:Yukurino-D:20220115161939j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115172733j:plain

言い忘れていましたが、今回の貸切はこのブログの筆者以外参加者がいません。13mの列車1両をまるまる一人で貸し切れてしまうのが市電貸切の魅力。

f:id:Yukurino-D:20220115174154j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115174219j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115174323j:plain

200系…?

f:id:Yukurino-D:20220115174500j:plain

あのボタン…?

f:id:Yukurino-D:20220115211322j:plain

つり革…?

車内にはかつて一般車だった時代の面影が多数残っていた。ボタンや広告なども興味深かったが一番面白かったのは新幹線のPRだった。

f:id:Yukurino-D:20220115223751j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115223827j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115224004j:plain

途中下車もできちゃう!?素晴らしかツアーじゃ

f:id:Yukurino-D:20220115224039j:plain

今回の貸切は途中下車可能とのことで2か所ほど降車駅を設定し外からの撮影も試みました。

f:id:Yukurino-D:20220115224224j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115224240j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115224312j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115224326j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115224359j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115224607j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115224625j:plain

f:id:Yukurino-D:20220115224643j:plain

有名なあの坂で 青柳町~谷地頭にて

動画撮影中にシャッターを切ったため画質ガビガビですがご愛敬。
到着を確認し急いで乗車します。

f:id:Yukurino-D:20220115224952j:plain

無事乗車。青柳町を後にします。

f:id:Yukurino-D:20220115225059j:plain

十字街にてスイッチバック。今度はどつく方面へ向かいます。

f:id:Yukurino-D:20220115225325j:plain

色直しが終わった公会堂

次に降りたのはお色直しが終わったばかりの公会堂がある坂。この上から撮影します。

f:id:Yukurino-D:20220115225506j:plain

どこにいるかわかるかな? 末広町~大町にて

こちらも動画撮影の都合に付き画質が悪化。ご愛敬

完全に場所を間違えた気がしないでもないですが急いで撤退。

f:id:Yukurino-D:20220115230052j:plain

似て非なる存在

偶然となりに比較しがいのある車両がいたので撮影。同じ車体更新車でもずいぶん顔つきが違うのが分かる。

f:id:Yukurino-D:20220115230215j:plain

てなわけで合流。さようなら~。

f:id:Yukurino-D:20220115235615j:plain

補助席?

f:id:Yukurino-D:20220116015508j:plain

f:id:Yukurino-D:20220116015630j:plain

いよいよ日没も近づいてきた頃、何やら青い光がちらついているのを見かけました。

f:id:Yukurino-D:20220116015804j:plain

LED電球

f:id:Yukurino-D:20220116015842j:plain

スイッチ類

運転台のスイッチで全ての室内灯を制御できるらしいです。多い…!

f:id:Yukurino-D:20220116144715j:plain

青一色

旅の最後は青い電球だけ点灯し幻想的な雰囲気に。

f:id:Yukurino-D:20220116145218j:plain

f:id:Yukurino-D:20220116145246j:plain

最後に車内をパーっと撮影し降車。

501号は車庫に戻ります。

f:id:Yukurino-D:20220116145356j:plain

感動をありがとう

短い間でしたが素敵な空間をありがとう!

 

おまけ

今回の貸切は1両2万円(全額自腹)で全線周遊といった内容でしたが、正直2万円で足りないぐらい充実した貸切ツアーでした。函館市企業局交通部には感謝しかありません。

ちなみに、2万円を出せばほぼすべての車両を貸し切ることが可能なので、好きな車両を皆/個人で貸し切り!というのも夢ではないかも…!?

 

では今回はここらで、ばいなら~

秋の特急「ニセコ号」で行く札幌―函館往復11時間の旅 前編

タイトルは秋、今は何月? 気づけば11月になってしまってました。投稿サボってごめんちゃい。

今年のいつだったか、特急ニセコ号にノースレインボーエクスプレスが充当されることが発表され、絶対乗ろうと意気込んでいました。

ところが、緊急事態宣言の延長などで運行そのものが危ぶまれるのではないかと疑問視されていました。

だがしかし、JR北海道の機転により各種臨時列車の運休は回避。無事に運行日を迎えることができました。

f:id:Yukurino-D:20211103001445j:plain

当日の朝はすぐに飛び起き、運転所まで行き夢ではないことを確認しに行ったほど浮かれていました。

f:id:Yukurino-D:20211103001644j:plain

ついにお待ちかねの接近放送。胸がざわつく

f:id:Yukurino-D:20211103001822j:plain

今回函館までお世話になる座席 キサハ182-5201より

1時間以上並んだ甲斐あり一番最初にお目当ての座席に座ることができました。やったぜ。

f:id:Yukurino-D:20211103002144j:plain

f:id:Yukurino-D:20211103003212j:plain

隣にはフララベ

停車時に1分だけフラノラベンダーエクスプレスと並ぶので、記録程度に。

いかにノスレが背の高い列車なのかが一目でわかりますね

f:id:Yukurino-D:20211103003113j:plain

おなじみのラウンジ。ここはまたのちほど

f:id:Yukurino-D:20211103230447j:plain

朝の函館本線を走る

札幌駅を定刻で出発し一路函館へ

おそらく沿線の利用者は朝っぱらからこんな虹色の列車が走ってるのを見てビックリしていることでしょう。

f:id:Yukurino-D:20211103231352j:plain

世界文化遺産宣伝ポスター

ノースレインボーのラウンジにはその行き先ごとに異なる宣伝用のポスターがはめ込まれています。今回は北海道/北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録された記念に作られたと思しきポスターが入ってました。

f:id:Yukurino-D:20211103231708j:plain

いつも大抵2人はいるラウンジが珍しく誰もいなかったためサクッと撮影。このときに席を占拠すればよかったのですが、そういうわけにもいかなかったのかすぐ戻ってしまいました。

f:id:Yukurino-D:20211103232031j:plain

大きな窓と天窓が魅力のハイデッカー車

ところ変わってハイデッカー車。やはり2階建て車両より広く感じます。

f:id:Yukurino-D:20211103232203j:plain

日本海を望む

ここから小樽築港までしばらく日本海を堪能することになります。いつもは窓がきったない普通列車で見る景色もジョイフルトレインで見るとだいぶ違って見えます。

f:id:Yukurino-D:20211103232412j:plain

見違えるほど綺麗になった天窓

やたらと天窓に注目していますが、実は去年まで煤まみれでろくに上が見えなかったのです。今回が検査明け初の営業列車ということで、また煤まみれになる前に記録しておこうと思い撮影。

f:id:Yukurino-D:20211104014227j:plain

f:id:Yukurino-D:20211104014240j:plain

f:id:Yukurino-D:20211104014308j:plain

この日の札幌圏の天気は快晴。まぶしいくらいの太陽光が車内に差してきました

f:id:Yukurino-D:20211104014439j:plain

懸命に空調の回復を試みる乗務員

ハイデッカー車での撮影を終えラウンジに向かっていたところ、乗務員が何やら機器を弄っているようでした。

どうやら最後部1号車と2号車が空調トラブル(冷房が作動しない)を起こしており、それの回復を試みていたようです。どうりで撮影中暑かったわけだ

f:id:Yukurino-D:20211104014955j:plain再びラウンジ。

ここでは写していませんがすでに先客が数名いらしてました

f:id:Yukurino-D:20211104015057j:plain

階下席から日本海を望む

ラウンジから見る日本海。それはもう護岸で半分ほど隠れてとても景色を眺めるどころじゃなかったです。

ここから怒涛のトンネルラッシュが始まり撤退。

f:id:Yukurino-D:20211104015311j:plain

 

f:id:Yukurino-D:20211104015342j:plain

小樽駅舎と

f:id:Yukurino-D:20211104015455j:plain

小樽にて

なんやかんやで小樽到着。

小樽までリゾート列車で行ったのは大昔に乗ったニセコエクスプレス以来でした。

f:id:Yukurino-D:20211104015650j:plain

f:id:Yukurino-D:20211104015717j:plainわずかな時間を見つけて反対のホームに移動し、撮りたかった構図で撮影。

検査明けの車体が映えますね

f:id:Yukurino-D:20211104015950j:plain

小樽出発

時計を見ながら行動していたとはいえ、全速ドリーマー☆は体にきますね。おかげで酸欠です

乗り遅れることもなく無事小樽を出発

ここから非電化区間の山線に突入しますが、キリがいいので今回はここまで。

ではまたいつか(^.^)/~~~